神奈川沖浪裏(北斎)
北斎展に行ってきました。
かなり混雑した展覧会で、富嶽三十六景の展示室では、入室の前から行列が出来ているほどでした。
”神奈川沖浪裏”を見たのは2回目でしたが、前回および100回以上印刷物で見た筈なのに、今回初めて気が付いたことがありました。
今まで、舟を蓋うほどの大きな浪と遠くに見える富士にしか目が届きませんでしたが、
「空には、雲がしっかりと描かれていた」
ことを、認識できたことです。
「この雲を認識するか否か」
で、版画の雰囲気が大きく変わる様な気がしました。
他の作品で強く印象に残ったのは
”桜花に富士図”(富嶽三十六景に含まれない作品です)
”鮎と紅葉”(肉筆画帖・全10点のなかの表示5点のうちの1点)
でした。
印刷された画集では、無かったことですが、名品といわれる版画でも、中心に縦の折線のあとが見られる作品がかなりありました。江戸時代、作品が発表されてから数十年は、芸術作品としては扱われなかった一面が見て取れました。
本日(14日)は休館日で、かなりの数の展示作品を変更している最中です。
”神奈川沖浪裏”(ナポリタン美術館)は、15日から”神奈川沖浪裏”(東京国立博物館)に変更されるようです。
”桜花に富士図”は、展示変更になります。
”鮎と紅葉”は、肉筆画帖の別の5点に展示替えになります。




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